ウォーターサーバーはディスペンサーとも呼ばれる、冷水とお湯が出る器具です。電気で管理する仕組みのものがほとんどですが、常温水を楽しみたい方向けや、災害時利用を目的とした、電気を使わないウォーターサーバーも近年は登場しています。
デザインや形はシンプルなデザインのサーバーからカラフルなデザインのサーバーまで様々で、メーカーごとに年々デザイン性や高めています。ウォーターサーバーは電気ポットのように内部に汚れが蓄積するため、クリーニングや定期的なメインテナンスが必要ですが、ここ数年はウォーターサーバー自体に除菌機能を搭載してものなどもあり、性能面も年々アップしているようです。
基本仕様としては、ウォーターサーバーにお水の入ったボトルをセットすると、ウォーターサーバー内部でお水が冷やされたり温められたりされ、サーバーのコックを押すと冷水と温水が出てきます。
水ボトルはプラスチック製のものとポリエチレン素材の使い捨てタイプのものがあり、使い捨てのものを「ワンウェイボトル」、洗って繰りかえり使うものを「リターナブルボトル」と呼びます。どちらが良いとはいえませんが、回収に出すのが面倒な方はワンウェイボトルを、エコロジーに関心が高い方はリターナブルボトルを使用している傾向にあるようです。
卓上タイプは背が低くコンパクト。場所を取らないので、一人暮らしやお部屋のスペースが気になる方におすすめです。ダイニングテーブルに卓上タイプのサーバーを設置しているご家庭も多く、食事中にサッと冷たいお水が飲めるとあって便利。床置きサーバーのようにお子さまの手が届かないということもないため、家族全員で楽しめる点も卓上サーバーのメリットかもしれません。
オフィスや病院などでよく見かける一般的なタイプが、背の高い床置きタイプ。このタイプは卓上よりもスペースを必要とするため、置く場所の余裕がある方々におすすめです。床置きタイプの場合、目線がいきやすくお部屋のなかでも目立ちます。そのためサーバーを選ぶ際は、家具や周辺のインテリアにマッチするようなデザインを選ぶと良いでしょう。
冷温水を楽しみたい場合は一般的なウォーターサーバーが必要ですが、体を冷やしたくないという女性に人気なのが、電源不要のウォーターサーバー。水ボトルをセットするとサーバーのタンクに水が溜められ、コックを押すと常温水が出てくる仕組みです。電気を使わないため毎月の電気代もかかりませんし、停電時も通常通り使用できるといったメリットがあります。
ボトルをウォーターサーバーの差込口に差すタイプが主流となっています。床置きサーバーの場合、重い水ボトルをサーバーの上部にセッティングするのは少々大変ですが、最近では女性でもセッティング可能な少量水ボトルを登場しています。
また、サーバーの足元部分に水をセッティングし、ポンプで汲み上げるタイプのウォーターサーバーもありますが、セッティングが楽な分、ポンプの音が大きいなどのデメリットもあるようです。 ボトルを新しいものに交換する際には、きれいな布やキッチンペーパーなどで差込口を拭くと、清潔な状態でウォーターサーバーを使い続けることができます。