硬水と軟水

お水の豆知識

硬水と軟水

硬水と軟水があり、味や適した用途が異なります。

硬水と軟水

お水に硬さがあることをご存知でしょうか。硬いお水を「硬水」、軟らかいお水を「軟水」と呼びますが、硬水か軟水かは水に含まれるマグネシウムとカルシウムの量によって決められています。カルシウムやマグネシウムが多く含まれている水は硬水であり、少ない水は軟水。日本人が慣れ親しんでいる水は軟水ですが、海外などで多く飲まれているのは硬水です。近年ではダイエットに良いと、海外製の硬水も色々販売されていますが、硬水はミネラル分が多いため、日本人の口には合わないことが多いようです。

ただしこの硬水と軟水の住み分けは、統一された明確な基準があるわけではありません。国や地域によって分類基準は異なります。

硬度とは

お水の中に含まれるマグネシウムとカルシウムの含有量を数値化したものを「硬度」と呼びます。日本国内だけでも水の硬度は様々ですが、日本のお水の平均硬度は50~100程度と言われています。また、近年衛生的で美味しいと欧米を中心に人気となっているピュアウォーターの場合、硬度は1以下と、非常に軟らかい水だということが分かります。

硬度が低いほど軟らかくて飲みやすいですが、硬度が上がるに連れ、水に含まれるミネラル分が育む独自の味を楽しむことができます。硬度によってミネラルウォーターの味が全く異なるため、自分の口に合う硬度を探し出してみるのも、面白いのではないでしょうか。

理化学辞典による硬水・軟水の定義
硬度 分類
178未満 軟水
178以上、357未満 中間水
357以上 硬水


年良く使われている硬水・軟水の定義
硬度 分類
100未満 軟水
100以上、300未満 中硬水
300以上 硬水


硬水・軟水の賢い使い分け
◎軟水 軟水は硬水よりも、素材の香りや味を引き出すチカラがあります。そのため、コーヒー・お茶・お酒など、素材そのものの香りを大切にしたいものには軟水が向いています。なかでも不純物を含まないピュアウォーターは、茶葉や豆の味を最大限まで楽しむことができるとあって、繊細な味を楽しみたいときには最適です。
その他、日本料理には欠かせない昆布や鰹の出汁にも、軟水はぴったり。出汁に含まれるグルタミン酸やイノシン酸などのうまみ成分が、軟水によって抽出され易くなるからです。日本料理独自の繊細な味が育まれたのは、日本の水が軟水だったからとも言われています。
◎硬水 臭みの強い肉を使用した料理の場合、素材の味を引き出してしまう軟水を使用して煮込んでしまうと、余計な臭みが強く出てしまいます。しかし硬水であれば、肉のタンパク質と硬水に含まれるカルシウムが結合して、アクとなって肉の臭みを取り除いてくれるため、洋食の場合は硬水が良いでしょう。
また、スポーツ中の水分補給にも硬水がおすすめです。スポーツ時に汗から失われた様々なミネラル分を、硬水から補給することができます。スポーツドリンクのように糖分や塩分を過剰摂取することもないため、健康的に水分を補いたいかたにぴったりです。